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苺な彼とビールな僕

. 僕の彼氏は有名人 33








~Yside~






「え?親戚の子?」


「ああ、テレビ局を見学したいっていうからさ」


「ふうん、まあいいけど、あんまり動き回らないようにしてくれよ?」


「サンキュー、マネージャー」






……本当に急な思いつきだったんだ




約束の日に収録が仕事が入って、家で待ってて貰おうかと考えていたけど




出待ちに来るんなら中に入れてしまえばいいか、なんて




そのぶん二人で過ごせる時間も増えるわけだし….





動機は少々不純なものの、戸惑う君を迎えに行って、軽く変装までさせて連れてきてしまった




もさいメガネは外させて、長めの前髪は整髪料でふわふわと散らして




いつも隠されていてわからないけど、これで誰が見ても美人ってわかるほど




そう、メガネ君って本当は綺麗なんだよ




自覚もないし、周りもあまり気付いてないけど、まあ、それはそれでよしとしよう




だって迫られたら困るだろ?(笑)





大きな瞳を潤ませて、長い睫毛を揺らしながら見つめられたら、誰だっておかしな気持ちになってしまいそうだし




「………んっ、あ……ユンホさ……/////」


「ん、少しだけ」


「……ん、んん/////」





楽屋でのキスなんてスリル満点でドキドキするけど、それ以上に君に夢中にならずにはいられない俺だったんだ






















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. 僕らの新婚生活 11









~Cside~







「ただいま」


「…お帰りなさい////」





玄関でふわりと抱きしめられて優しいキスが降ってくる




いつもと変わらない筈なのに、なんだかユノの様子がおかしいような……?




「…ユノ?/////」


「ん、腹減った」




どうかした?って聞く前にもう一度苦しいほどに抱きしめられてふわりと離される



「後で話しあんだ」




………話?





そんな真剣な目をして見つめられたら心臓が飛び出してしまいそう/////




ニッコリと笑ったユノはバスルームへと消えて行ったけど、何……?




とりあえずは食事を済ませて、片付けてる最中も気になって仕方なかったけど黙ったまんまだし




……落ち着いてから話すつもりなの、かな?




チラチラと様子を伺う僕にニッコリと笑うユノ、軽く手招きをされて隣に座ると、やっぱりぎゅっと抱きしめられた




「…今日さ、お前の母さんが訪ねて来たんだ」


「………え?」


「病院探してたんだって?」


「………あ!!/////」





……そうだ、僕、この前実家に帰った時に母さんに話したんだよね……同性の妊娠を相談出来る病院のこと





ユノに話すのはちゃんと調べてからって思ってたから、まさか母さんがから伝わってしまうなんて!!




恥ずかしくて俯いてしまった僕に、頬を撫でるユノの指が優しくて胸が苦しくなる






「お前さ、そういうのは先に俺に言えよ」


「……あ、あの……」


「二人の問題だろ?」


「ご、ごめんなさい/////」


「謝んなくていい、嬉しかった」


「………ユノ/////」


「お触り禁止令、今日はなしな?」


「……え?……あっ……んっ/////」






そっとソファに沈められた後降り注ぐのは甘い甘いキスの雨





柔らかな唇に抗議の言葉ごと塞がれて、結局はそのまま蕩かされてしまった僕だったんだ






























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. 僕の彼氏は有名人 32









~Cside~







「ほら、チャンミンこっち」



「……あ、はい/////」



「何?緊張してんの?おいで」




ニコニコと手を差し伸べてくれるユンホさん、今僕は正にテレビ局の中にいて




な、なんでこんなことになったんだっけ……




ユンホさんとお付き合いすることになったものの、その……当たり前に仕事が忙しくて会えなくて




それでもマメにメッセージだけはくれるユンホさんがどんどん好きになっていって/////




次の休みには会えるって話してたのに、仕事が入ってしまったみたいでがっかりしていたのに





『よかったら収録見に来ない?』





そう言われて嬉しくて連れてきてもらったけど……





こ、これは部外者感が半端ない!!!!/////





いつものかけてるメガネはファンの子達に見られたら困るから取り上げられちゃって、長めの前髪はふわりとセットされてしまったし





……恥ずかしくて俯いてばかりの僕は、何もないところで躓いてしまったり





ほんと迷惑をかけてばかりな気がする/////





マネージャーさんには親戚の子だって話してくれたみたいだけど、結構出待ちでも顔を合わせていたから、バレちゃってるかも(汗)




ユンホさんは気にするなって言ってくれるけど、そんなの気にしないわけにはいかないよ……





楽屋に入って二人きりになると、背中からたくましい腕が伸びてきて鍵をカチャリと閉めるユンホさん




……あ、綺麗/////




僕の上に降ってくるアーモンドの瞳はどこまでも澄んでいて、吸い込まれてしまいそうで怖くなるほど





「………チャンミン、仕事終わったら家でゆっくりしよう?」



「………ユンホさ……んっ……あ/////」





ユンホさんは僕の顎を掬って上を向かせると、焦れったいほどの甘いキスを僕にくれたんだ























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. 僕らの新婚生活 10









~Yside~







『もう!!用意が出来ないから旅行まではお触り禁止です!!/////』






いよいよ週末に迫った旅行を前にチャンミンから言い渡されたこの言葉!!




そんなの絶対我慢できるわけないのに……




ここんとこ毎晩のようにあーだこーだと言いながら荷物を詰める姿が可愛くて、つい、ちょっかいをかけてしまっていたから




ま、当たり前にそれだけじゃ終わらなくて、そのまま襲ってしまったりして




あいつが怒るのも無理ないかな、うん///





結婚してからというもの嫌がらせのように仕事が忙しくなっちまったから、二人で出かけることもあまり出来なくて、ゆっくり出来るのは夜だけなのに





………触れると求めずにはいられなくて








「チーフ?今日は随分と落ち込んでますね?」


「んあ?」





休憩室でぼんやりとカフェオレを飲みながら過ごしていると、例によってテミンが興味深そうに顔を覗き込んで来る




「今日はなんだ?ばあちゃんならいねーぞ?」


「そんなのわかってますって、でもまたお客様です」


「ああ?」


「チャンミンさんのお母様がお見えですよ」


「………はっ!?/////」



「すぐに応接室にいらしてくださいね~」






テミンは俺を見ていたずらっぽく笑うと、ウィンクを1つ投げて部屋から出て行ったんだ





















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. 僕の彼氏は有名人 31








~Yside~







「……え?バラエティの収録?」



「ああ、この前の反響がすごかったからさ、次のドラマの共演者と一緒に、なかなかいいタイミングだろ?」



「次の土曜日、だよな?」



「そう、ちょうどオフの日だろ?コーナー的には小さいからそんなにかからない筈だしいいよな?」





朝一でマネージャーから言われた収録の話、ちょうどメガネ君と約束をしていたのに





……どうしようか





彼が酔っ払ってうちに泊まった日から、俺達は付き合うことになったわけだけど




当然のことながら仕事が忙しくてゆっくり会える暇なんてなくて




メッセージのやりとりはしているものの、寂しい思いをさせていると思う





何度も頬を抓っては『ほんとかな?夢かな?』って言ってた姿が忘れられないのに




きっとまた不安にさせてしまうな




朝一の収録は昼過ぎには終わるだろうし、そのあとは何もないから二人で家で過ごせる、かな




きっと止めたってまた出待ちに来るだろうし(笑)




恋人同士なったんだから、もうそんなことしなくていいと思うのに




『それとこれとは別なんです!!/////』




なんて言われてしまって(笑)






そんな風に拳を握り締めて力説する君を思い出して、つい口元が緩んでしまう俺だったんだ



















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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