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苺な彼とビールな僕

. チャラい奴に超夢中 6













~Yside~











『ヒチョル兄さんが帰って来るって言ってたよ』







そんなテミンの言葉が耳に響く








マジかよ




なんで今のタイミングで帰って来るんだよ







ヒチョルはテミンの兄で俺の従兄弟でもあるわけだけど







ま、なんつーか至極奔放な感じで、学生の時にアメリカに渡ったっきりあっちで暮らしている






風の噂によると何か商売を始めたとか、ま、それは別に気にしちゃいねーんだが……






悪い予感がする



女がいねぇ時には必ずうちに来てたもんな、まさか突然訪ねてきたりしないとは思うが…






チャンドラに一言言っておいた方がいいかも、絶対に家に入れるなって






ああ、俺達の薔薇色の同棲生活(泣)






ま、自由奔放なのは血筋ってやつか、俺も人の事は言えねぇしな(笑)







「ユノさん電話鳴ってますよ」





「え?ああ!!」








ぼんやりし過ぎてスマホのバイブにも気付かないとか、よっぽど気にしてんじゃねぇか







「はい、もしもし?」




『ユノッ!!早く帰ってきて!!』




「はっ!?おい!!」









スマホをタップした途端に聞こえた必死のチャンドラの声に、思わず立ち上がってしまった俺だったんだ














































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. チャラい奴に超夢中 5












~Cside~










「えっと、これでよし」









引っ越し当日から片付けきれなかった荷物を詰め終えてホッと一息をつく







今日は外回りがあって直退だったから早くに帰ってこれたんだ







だって、こういうの、置いておけない性分なんだよね






この前はユノに邪魔されて片付けれなかったから……






引っ越しの次の日は結局ダラダラ……というかイチャイチャしちゃって






ま、それはそれでいいんだけど///







背中から抱き締められてキッチンでそのままとか、僕って本当にユノに染められてる






服だって脱ぎっぱなしとか絶対にしないのに、ポイポイ脱がされちゃって部屋に落っこちたままベッド連れていかれて……







わ……



思い出したらなんだか恥ずかしくなってきた///








パタパタと顔を扇ぎながらスマホをタップする








今日は遅くなるって言ってたから先に寝てしまおうかな






どうせ起こされちゃうんだし///








ピンポーン








先にご飯を食べようかとキッチンへと向かうと、不意にインターホンの音が聞こえた







……こんな時間に誰だろう






「はい、どちら様ですか?」




『あれ?ユノいる?』






そう言ってモニターに映ったその人は、怪訝そうにこちらを睨んだんだ






























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. チャラい奴に超夢中 4













~Yside~












「チャンミンさん引っ越してきたんだ?ね、ね、それってやっぱ同棲ってやつ?遊びに行ってもいい?」





「バカ、いいわけねけねぇだろ?」





「ええー!?ユノ兄狡い!!チャンミンさん今度パスタ作ってくれるって言ってたもん!!」









そう言ってプリプリと怒り出すテミン、最近うちの新店の方でバイトを始めたんだ







てか、金髪で雇ってくれるとこなんて限られてるなら仕方なく、だ








あれからテミンのやつすっかりチャンミンに懐いちまって、隙あらばチャンドラに会いに来るからたまったもんじゃない







引っ越す前は勝手に家に喧嘩を売りに行ってたっていうのに……







「テミン、お客さんだぞ」




「はいはい、あ、そういやヒチョル兄さんが帰ってくるって言ってたよ」




「え?」




「いつかは知らないけどね、ユノ兄に伝えとけって言われた」




「は……」








バタバタとカウンターから出て行くテミン、ったく、無駄話の多いやつだ






ま、客受けはいいからそこは大目に見てやるか(笑)






………しかしヒチョルが帰ってくるのか、ちょっと厄介だな







「オーダー入ります」




「あ、おう」








テミンからのオーダーをカウンターへ伝えながら、悪い予感がしちまう俺だったんだ



















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. チャラい奴に超夢中 3















~Cside~











結局、あのままユノに流されて、その……キッチンでそのままシてしまった








ユノってば本当に狡い!!






蕩けるようなキスをたっぷりとされて


僕のいいところを知り尽くした指に見事に嵌められて






結局はたったままじゃ物足りなくて、ベッドに連れていかれてもう一度







引っ越し当日からこんな事じゃ先が思いやられる、よね///








………ある意味恐怖、かも///








生活のサイクルが違うから不安も多くて、でもユノは僕の話をゆっくりと聞いてくれて








『心配ないよ』








って言ってくれたから、本当に安心した









ユノって大雑把なようでとても繊細な人だから、僕の事をとても良く見てくれていて







ああ、もうユノって沼にどっぷり浸かってる









「チャンドラ~お昼はカルボナーラがいいな、あの平べったいパスタのやつ!!」





「ええ?昨日も食べたのに?」





「あれ美味いんだよ!!チーズもたっぷりのせて、ね?」





「はいはい、じゃあもう邪魔しないでね」





「んふ、それはわかんないな~」





「なっ!!///」









幸せいっぱいの二人の朝にこの後またトラブルが起きるなんて、この時の僕は思いもしなかったんだ
































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. チャラい奴に超夢中 2












~Yside~










「もう!!離せって!!ちっとも片付かないじゃん!!///」








そう言って俺の腕から逃れようとする細い体をがっしりと掴む







少し汗ばんだ背中に頬を寄せてチャンドラの香りを胸いっぱいに吸い込む







せっかくの同棲生活の始まりだってのに、ここに来てお預けとか酷すぎる







思えば出会いから衝撃的だった、つか、すげー痛かった、よな(笑)







我ながら自由人の俺が誰かと一緒に居たいと思うようになるとか、正に青天の霹靂








これが我慢せずにいられるかっての!!







「ちょっ……あ……んっ///」









首筋に口付けると途端に赤く染まる肌に体の芯がズクンと熱くなる!!






無意識に揺れる腰が堪んなく色っぽいのに、なにもそんなに睨まなくても……







「………チャンドラ、チャンミン」





「!!!!///だ、だめ!!キッチンだけ片付けなきゃ触らせない!!」




「ん、もう触ってる」




「……もう!!///」









バタバタと暴れる体を拘束して壁際に追い詰めると、蕩けるようなキスをたっぷりとしてやったんだ

































せっかくの甘い同棲生活の始まりだってのに、
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. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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