. しなやかに眠れ 34

~Yside~
「マスターお先です、あ!!ブラインド下ろすの忘れた!!」
「ああお疲れ、いいよ、俺がやっとく」
「すいません!!お願いします!!」
「気をつけて行けよ、飲みすぎんな」
「はーい!!」
バタバタと店を出て行くテミンを見送ると、カウンターに肘をついて一つ息を吐く
今から飲みに行くとか、流石に若いだけのことはある
今日は珍しく閉店まで客足が途絶えなかったから、先に返してやることが出来なかった
ま、よく働いてくれるよあいつは……
俺はタバコに火をつけるとカウンターから出て、店の入り口へと向かった
夜半から降り出した雨にネオンが滲んで、胸が軋むように痛む
………と、店の外でゴソリと何かが動いた
なんだ、猫でもいるのかと思い目を凝らすと、ゴミ箱の間に人の気配を感じた
まさか………!!
慌てて店の外へ出ると、フードを目深に被り長い体を折りたたむように蹲み込むそいつ
「………遅い」
「お前いつから!!」
慌てて腕を引いて抱き寄せると、ふわりと香るのは懐かしい甘い匂い
「帰ってきちゃった」
「チャンミン」
「………ユノ、もう一度僕を拾って?」
そう言って俺を見つめるバンビアイがやけに綺麗で、言葉もなく抱きしめることしか出来なかった俺だったんだ
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