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苺な彼とビールな僕

. チョン家の休日 4












~Yside~










「だからちゃんと顔見せるって言ってんだろ?」





『まあ、泊まりの方がゆっくりできていいじゃない』





「泊まるとなるとこっちも準備が大変なんだよ!!」





『まあまあ、うちにはハルの着替え一式用意していてよ?』





「だーかーらー!!ハルの準備だけじゃ済まねーだろ?」









出勤した早々にばあちゃんからの電話とか、急ぎの仕事でもあんのかと思いきや








『連休は泊まりにいらっしゃい』







だなんて、ったく!!朝一に連絡する程の事かってーの!!






チャンミンには何日も前に連絡しておいたくせに、俺には仕事中についでみたいに連絡してくるとか!!






マイペースにもほどがある!!







姉貴曰くチャンミンに伏線を引いてからじゃないと俺が動かないかららしいけど







泊まりでなんて冗談じゃない!!







とにかく埒があかない電話をどうにか切ると、いつのまにか部屋の入り口に立っていた姉貴がマジマジと俺を見つめていて






なんだよ、一部始終を見てやがったのかよ!!








「朝から大きな声だこと」





「ったく、せっかくハルをキャンプにでも連れて行こうと思ってたのに」





「あら、行けばいいじゃない」




「姉貴!?」




「せっかくのお祖母様のサプライズなんだからのってあげてよ」




「サプライズ?」




「以前使っていた別荘を改築したそうよ、私も呼ばれてるの、強制ってこと!!」




「はあ!?」








呆れたように溜息をつく姉貴の言葉に、暫く呆然としてしまった俺だったんだ


































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. 奥様は不機嫌につき 3














~Cside~










「チャンミン、こないだ撮った写真、パソコンに送ったからまた見といて」





「ありがと、キュヒョン」




「いやぁやっぱ一眼レフは違うね!!画質がいいよー」





「ふふ、だよね」









この前のドライブの写真をスマホで見ながらうんうんと頷くキュヒョン







一応アプリの共有アルバムに僕の撮ったのも入れておいたけど







そういやシウォンさんが一眼レフを持ってきてたっけ






ユノがシウォンさんはキュヒョンの写真ばっかり撮ってたって言っていたのに






……ちゃんと他の写真も撮ってくれていたんだ







あの二人ってば本当にラブラブ、なんだよね(笑)






そういう僕もユノの写真をこっそり撮ってみたりして、だって僕の旦那様は本当にかっこいいから







毎日だって見惚れちゃうんだよね///







ユノの事を考えると途端に熱くなってきちゃってパタパタと顔を扇ぐ






キュヒョンはスマホに夢中だから全く気にしていないようでホッとした








「それにしてもユンホさんも大変だよね」




「……へっ?///」




「美人のクライアントからご指名受けてるんだって?チャンミンも心配だよね~」




「……………はぁっ!?///」









思いもよらないキュヒョンの言葉に、思わず立ち上がって大声を上げてしまった僕だったんだ













































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. チョン家の休日 3













~Cside~









「………や……あ…ん///」




「チャンミン愛してる」




「………待って……麺が伸びちゃう///」




「ん、もう少しだけ、な?」







背中から抱きしめられて、耳を甘噛みしながらそんなセリフとか






……やだ、体の奥がジンとしてきちゃう///







遅くに帰ってきたから、夜食でも作ろうかと思って用意をしていたのに






こんな甘いキスとか、本当にやめてほしい///






服の間から手を差し入れて、素肌を撫で始めた長い指を必死で押し返す







そりゃあハルが寝たからせっかくの二人きりの時間だけど………








「……ユ、ユノ!!///」




「ん、わかったって、ラーメン食べる」





「もう、伸びちゃったでしょう?」





「お前の作るものは何でも美味いから大丈夫」





「………バカ///」








僕の腰にしっかりと手を回したままニッコリと笑うユノに、呆れて思わず笑ってしまう僕だったんだ































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. 奥様は不機嫌につき 2













~Yside~









『ユノ、いってらっしゃい』








そう言って少し不機嫌そうな顔で見送ってくれるうちの奥さん、ああ、そんな顔も可愛いとか本当に狡い







今朝は俺もセミナーがあって出勤は遅めだったし、チャンミンも二限からで二人でゆっくり二度寝をしていたら







ま、当たり前にそういう事になっちまって







………朝からしこたま怒られてしまった(笑)







大学にバイトに家事にと手を抜く事をしない君だから、何もかも終えての二人の時間にはとっくに夢の中で







俺はいつもお預け状態ってわけ







悶悶としながら寝顔を見るのも辛いから、背を向けて眠ったりするのに






朝になればぴったり背中に寄り添っているとか、本当に愛おしさしかない、よな








それでも電車に揺られながら思い浮かぶのは愛しい妻の姿ばかりで









「いっそ、二人で旅行にでも行くか……」








なんて、思わず一人で呟いてしまう俺だったんだ





























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. チョン家の休日 2












~Yside~










「よっと、随分重くなったな」





「…ん………パパ?」





「なんだ起きちまったのか?遅くなってごめんな」





「ん」








ベッドに下ろした途端に薄っすらと目を開けるから起こしちまったのかと思ったけど







どうやら夢現つだったようで、そのままスヤスヤと寝息を立てはじめるハル







本当に大きくなった、よな







言葉もしっかりとしてきたから一丁前に言い返してきたりもして






相手になるのは嬉しいけど、なかなかにやりにくかったりもする(笑)






そっと子供部屋を出ると、ソファに座っていたはずのチャンミンはキッチンでゴソゴソと何かを始めていて






まったく、ちっともじっとしてられないのか








「ハル寝たよ?」




「あ!!ありがとう///」




「で、何やってんの?」




「あ、えっと……ユノが何か食べるかなって思って」




「お、正解、ラーメンがいいな」




「ふふ、そう言うと思った///」





「でもその前にただいまのキス」




「………へっ?あ///」








真っ赤になって俺を見つめる細い体を抱き締めて、甘い甘いキスをたっぷりとしてやったんだ



























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. 奥様は不機嫌につき 1













~Cside~










「………ユノ、ダメ……です///」




「ん、少しだけ、な?」




「………や……今日は講義……が…///」




「わかってるって」




「………あっ……ああっ///」








今朝は二人とも珍しく遅めの朝だから、ベッドの中でゴロゴロと二度寝をしていたわけだけど






二人でくっついていたら当たり前にそうなっちゃうわけで






あっという間に服を脱がされて、しっかり口でイかされてしまった






その後はくったりとした僕に、ユノがちょっと濃いめのコーヒーを淹れてくれて






でも、やっぱり朝から酷いって抗議したら、ニコニコ笑ってるだけで全然伝わらなかったみたい







本当に困っちゃう///








だって、ユノのせいで一日中体が火照って仕方ないとか、とても恥ずかしくて言えない、よね///







とにかく大学にバイトに主婦にと忙しい僕は、最近はすぐに眠くなっちゃうから






あんまりユノの相手が出来ていないから、きっと満足できてないのかも






そりゃあ僕だって思う存分抱かれたいけど……








「チャンミンそろそろ行くぞ?」




「あ、うん///」




「今日は遅くなるから」




「はい///」







先に家を出るユノを見送りながら、小さくため息をつく僕だったんだ
























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. チョン家の休日 1












~Cside~












「で、連休はどこ行くか決めたのか?」




「あ、うん、お祖母様にも呼ばれてるから、その日は被らないように日帰りとかでどうかな?」




「ふーん、俺にはなんの連絡もないけど?」





「えっ?あ……い、忙しいから、かな///」




「実家とかしょっ中行ってんのに、連休ぐらいそっとしとけよな~」








そう言って眠ってしまったハルの髪を撫でるユノ







明日はお休みだからパパが帰るまで起きてるって頑張っていたけど







当たり前に眠ってしまって(笑)







最近はとても良く話すようになったし、言うこともきかなくなってちょっぴり手を焼いているけど






ユノの血を引いてるなら一筋縄ではいかない、かな







「何笑ってんの?」




「え?べ、別に?///」




「ふうん?」




「あ、えっと、ハルを寝かせてこようかな!!///」




「待って、俺が連れてってやるよ」




「ユノ///」




「お前はゆっくりしてろよ、な?」




「……はい///」









僕の隣で丸くなるハルを抱き上げるユノの横顔に、思わずドキドキとしてしまった僕だったんだ


















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. 旦那様は発情期 28












~Yside~









「こないだはありがとな、シウォン」




「なんだなんだ~?お前から声かけてくるなんて珍しいな」




「いや、チャンミンがすげー喜んでたからさ」




「それはうちも同じだよ、キュヒョンがまた行きたいって話してた」




「ああ、そうだな(笑)」







週末のダブルデートを終えて、何故だかわかんないけどチャンミンから誘われちまって






………なんていうかすげー嬉しかった






近くに飯を食いに行くぐらいでなかなか遊びに連れて行ってもやれないし






たまには旅行とか、そういうのもいいなって思った






ま、一番いいのは二人で過ごせることなんだが、友達同士で騒ぐってのもまた……







「………チーフ、また顔が緩んでますよ」




「なんだテミンか」




「かわいい部下に向かってなんだはないでしょう?ってか、最近顔つきが変わってきましたよね」




「どういうことだ?」




「いい顔になってきたって褒めてるんですよ」




「!!るせっ///」







腕を組んでうんうんと頷くテミンを軽く睨みつつ、早く帰って可愛い奥さんの顔が見たい、なんて思ってしまう俺だったんだ




















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. JELLY LOVE 28











~Yside~









「それで?お前シムと付き合ってんの?」





「うんまあ、一応」





「一応ってなんだよ、そういう曖昧なのは良くないぞ?つか、俺の部下なんだからな、一応!!」





「わかってるって、ちゃんと考えてるから」








カウンターに座って俺を見つめるヒチョル兄は深く溜息をついた








全く、店に入ってくるなり真っ直ぐに俺の前にやってくるから、何を言われるのかと思ったら







大方チャンミンに詰め寄ったんだろう、あのヒチョル兄の尋問から逃れられる奴なんてそうそういるはずもない





ま、あそこで会っちまったから仕方がない








俺としてはヒチョル兄にバレた所で何の問題も無いけど






部下としてはちょっと気まずい、よな






「つか、お前オーディションが控えてんじゃないのか?」




「ああ、一ヶ月後」




「大丈夫なのかー?浮かれてんじゃねえぞ!!」




「わかってるって!!」





「ちゃんと報告しろよ、もちろんシムのこともな!!」










そう言ってジョッキを飲み干すヒチョル兄に大きく頷きながらも、前途多難な予感しかしない俺だったんだ




































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. 旦那様は発情期 27












~Cside~










「チャンミン大丈夫か?」




「ん、平気、です///」




「シャワー浴びる?連れてってやろうか?」




「だ、大丈夫///」







起き上がろうとする僕を優しく抱き起こしてくれるユノ、そりゃ僕だって一緒にシャワーを浴びたいけど






きっとまた、襲われちゃうから……///






いつもならユノに抱かれた後はそのまま眠ってしまうことが多いのに






今日は流石にお腹が空いちゃってて






それに………車の中で結構寝たから、あんまり疲れてないんだよね







ユノは帰りに運転したから疲れてるはずなのに、鼻歌なんて歌ってキッチンで何かゴソゴソとしているし







ほんと、体力が有り余ってる感じ(笑)








バスルームから出るとさっきコンビニで買ったお弁当がホカホカと湯気を立てていて、即席のスープだって用意してある







ああ、こういうのを幸せっていうんだって……








「チャンミンビール飲む?」




「あ、はい///」




「俺もシャワー浴びてくる、先に食べとけよ」




「………やだ、待ってる///」




「そうか?じゃあ秒で浴びてくる!!」




「え?ちょ……んっ///」









その場でシャツを脱ぎ捨てたユノは僕に軽くキスをすると、一目散にバスルームへと消えて行ったんだ




















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. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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