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苺な彼とビールな僕

. 僕のご主人様♡ ~Rosy moon~ 14









~Cside~





「チャンミナ、Rosy moonって?」


「…はい、古い言い伝えなんです、今夜は精霊界は薔薇色の月が出て、恋人達はその月を見て永遠の愛を誓うんです、キュヒョナはそれをわかってて招待してくれたみたいです/////」



王宮から離宮へと向かう長い廊下を二人で手を繋いで歩いた


外は既に暗くなっていて、中庭からは薔薇色の満月が空に浮かんでいた




『Rosy moon』恋人達の月




ふと足を止めてチャンミナと向き合う、チャンミナは首を傾げて不思議そうに俺を見た



「…あ、あの?/////」


「チャンミナ、お前に出会えて本当によかった」


「…ユノ様/////」


「ずっと一緒にいよう、愛してるよチャンミナ」



チャンミナは何度も頷きながら俺の肩に顔を埋める、俺は細い体を折れそうなほどに抱きしめた



部屋に戻ると、二人でスパに向かった



クリスタルでできた天井からは月の光が俺達を優しく包んだ


月明かりに照らされるチャンミナは…とても妖艶で美しくて、今すぐにでも押し倒したい気持ちをぐっと抑えた


焦っちゃだめだ、今夜こそは…!!/////


出会いはとんでもなかったけど、俺を見つめるバンビアイはいつも愛に溢れていて、今では俺にとって無くてはならない存在になった



湯船の中でゆらゆらと揺れる薔薇の花弁、俺を見つめる二つの瞳はまるで宝石のようだ



俺はゆっくりとチャンミナの手を取ると、タオルで包んで宝物のように抱えて部屋へと戻ったんだ






















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. 空色の調べにのせて ~逢いたくて~ 9





~Cside~






ユノさんのキスは本当に気持ちよくて、僕はトロトロに蕩けてしまいそうだった


時折離れる唇、ゆっくり目を開くと優しく見つめる黒眼がちな瞳、このまま時が止まってしまえばいいのに…



「…不安なんだね?」



「……/////」




僕にはあなたを繋ぎ止めておけるようなものはない、いま離れてしまったら心まで…


ユノさんの腕の中でそんなことばかり考えてしまう



それでも離れられず繰り返される口付けに身を任せているとノックの音が聞こえた




コンコン




僕は慌ててユノさんから体を離した、ひょいと顔を覗かせたのはドンへさんだった



「ユノ?ボア達が来てるんだ、つい口が滑ってお前がいることを…わっ!!ちょ…待てっ!!」




「うそ!!ほんとにユノじゃないー!!やだ久しぶり!!」




ドンへさんを押しのけて入ってきたその女性、ユノさんの横に座るとグッと腕に手を回した



…ズキン



胸に痛みが走る、さっきまでの満たされた気持ちは思わぬ来客に消し去られてしまった



ユノさんは溜息をついて苦笑いをしながら腕を外した



「ボア、久しぶりだな、相変わらず強引な奴だ」


「そちらこそ相変わらずの憎まれ口ね、やだ、隣のイケメン君は誰?」



髪を掻き上げながら僕に視線を向けるその人、綺麗な顔、小さな体、長い髪、僕には一つも無いものばかり




…だめ、いたたまれない…!!




「…あ、あのっ…僕、失礼します!!」




僕は慌てて席を立って、そのまま店の外へと駆け出してしまったんだ


























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. 僕のご主人様♡ ~Rosy moon~ 13






~Yside~






『チャンミナ様、ユノ様、お待ちしておりました』



いよいよ婚約式が始まる、俺とチャンミナは儀式の間に案内され、王族達の後ろの席に座った



『チャンミナはーーん♡ユノ様~♡』



テミナがチャンミナのランプをフカフカのクッションの上にのせて大事そうに運んできた



「メンテナンス終了しました、まるで新品のようになりましたよ♡」


「テミナ、ありがとう/////」



つるっ♡つやっ♡ぺかーん♡



『もうね、メンテナンス最高でしたわ~♡』


「ほんと唇までツヤツヤ!!よかったね 、ランプ♡」



カタカタと喜ぶランプ、チャンミナのポシェットにぽそんと仕舞われた



そうこうしてるうちに厳かに婚約式は始まり、キュヒョナとシウォンさんは聖水を酌み交わして愛を誓い合う



微笑みあう姿は本当に幸せそうで…チャンミナはそんな二人を見つめて大きな瞳を潤ませていた



「…キュヒョナよかった////」



小さく呟いて俺の服をきゅっと握るチャンミナが堪らなく可愛くて、わからないように髪にキスをしたんだ




儀式が終わると親しい人達だけを集めて食事会が開かれた


…今日は酒はやめとこう、チャンミナと二人で顔を見合わせた(笑)



「チャンミナ、今日は来てくれてありがとう!!」


「キュヒョナ、感動しちゃったよ~」


「ね、今日はRosy moonだよ!!二人とも素敵な夜を過ごしてね♡」


「…あ!!キュヒョナそれで/////」




キュヒョナはチャンミナと俺の手を握ってにっこりと微笑んだんだ










































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. 空色の調べにのせて ~逢いたくて~ 8







~Yside~








大きな瞳からポロポロと透明な雫が溢れる、あまりに綺麗で思わず見惚れてしまうんだ



『ユノさんと離れたくない』



そんなことを言われたら抱きしめずにはいられない、両頬を包んで何度も優しく口付けた



それでも泣き続ける君を腕の中に閉じ込めて、落ち着くまで背中をずっと撫でていた



「チャンミン聞いて?」



ゆっくりと体を離して顔を覗き込む、潤んだ瞳にはまだ涙の膜が覆っているようだった



「俺だって離れたくない、でもせっかくのチャンスなんだ、ウィーンに行くのは君の願いだったんだろう?」


「…なんで知って…?」


「この間君のお父さんが言っておられたからね、それにパク先生も心配していたよ、せっかく決まったのに悲しそうだったって」



俯いてしまったチャンミン、俺だって離したくない、でも…夢も叶えて欲しい



「…でもあの…リウ君の個人レッスンも」



「ウィーンから帰ってからしてくれたらいい?三ヶ月で帰ってこれるんだろう?」



パク先生からの電話はリウの個人レッスンについてだった、だが俺が根掘り葉掘り聞いてしまったんだ、あまりに必死だったから変に思われてしまったかもしれないな



「…ユノさんはずるいです///」


「ん?」


「僕ばっかりユノさんのこと好きみたい…」



…ああ、君は全くわかってないね



「俺がどれだけチャンミンを好きか知りたい?」



目が合うと途端に逸らされる視線、妖艶に熱を帯びて空を彷徨う



俺は視線はそのままに…角度をつけてゆっくりと君の唇を塞いだんだ
























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. 僕のご主人様♡ ~Rosy moon~ 12






*ほんの少しR18です♡

~Cside~







「…んっ…ユノ様…ダメッ…あっ/////」



ユノ様の唇は僕の唇から離れて耳の淵をなぞり首筋へと下りていく、婚約式まで時間があるっていってもそうゆうことをするほどの時間があるわけじゃないのに/////



「ん?チャンミナ嫌?」



さわさわと体を撫でながら耳元で囁くのはやめてほしい



「…やっ、もうすぐ…いかなきゃ…あ…/////」




元々胸元の開いたランプの精の衣装、ユノ様の手は容赦なく素肌を撫でて胸の突起に辿り着く、芯を持ち始めたそこをコリコリと執拗に弄び始めた



「…あっ、あんっ/////…ああっ!!/////」



「チャンミナ可愛い、脱がせたい」



…そ、それは流石に駄目だって!!/////




とにかくユノ様の腕から逃れようと体を捩る、もう、ほんと馬鹿力なんだから!!(泣)



ジタバタともがく僕にやっと力を緩めてくれる、ユノ様っていつスイッチ入るかほんとわかんない/////



「…もう!!ユノ様のバカバカ/////」



クスクスと肩を揺らすユノ様は目を細めて僕の髪を撫でる、絶対にわざとなんだから!!



「ごめん、今夜が楽しみすぎて浮かれてる」



僕の後ろに回ったと思ったら背中からぎゅっと抱きしめられて、僕はユノ様の腕の中/////



「…ユノ様?…あの、優しくして下さいね/////」


「…うん、努力する」


「……/////」



僕はユノ様の腕をぎゅっと握ったんだ























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. 空色の調べにのせて ~逢いたくて~ 7






~Cside~







「シムさんビールでいいですか?」



「…あ、いえ、ユノさんが来られるまで待ちますので」


「そうですか、では軽く食事をとりながらお待ちになるように言われておりますので」



『Magic』のカウンターでリョウクさんが僕に料理を出してくれる、ユノさんが伝えててくれたんだ…



グラスを拭きながらリョウクさんは僕の相手をしてくれる、一人じゃ沈んでしまいそうだったからとても助かった


「シム先生元気ないですね?」


心配そうなリョウクさんに力なく微笑む


…ウィーンへの海外研修、あの教室に就職した時に申し込んでたっけ、自分でもすっかり忘れてたなんて



母が亡くなって諦めたウィーン留学、とても辛かったけどあのときは仕方がなかった、そしてもしかして選ばれるかもしれないと申し込んだ海外研修



…まさか僕が選ばれるなんて



せっかく出してもらった料理を食べるでもなく、僕はじっと考えこんでしまっていた




カラン♪




「ユノさんいらっしゃい!!お待ちかねですよ」



「ありがとうリョウク、奥の個室を使ってもいいかな?」



「もちろんです、ご用意しておりますよ」



「…ユノさん…お忙しいのにすいません/////」



「いいんだ、待たせてしまったね、奥へ行こう」



ユノさんに促されて個室へと移動する、僕を見る目はどこまでも優しくてなんだか泣きそうになってしまう



「チャンミン?全然食べてなかったの?」



「…ごめんなさい、せっかく用意してもらったのに…/////」



横に座ったユノさんは僕を抱き寄せて髪にキスをした



「パク先生に聞いたよ?連絡貰ったんだ」



…え!?/////



「…あの、ユノさ…」



ユノさんは僕の顔を覗き込んで両頬を包んだ



「ウィーンへの海外研修決まったんだって?」



僕はふるふると首を横に振った、こみ上げる涙、ユノさんの顔が滲んでよく見えないよ



「…ユノさ…と離れたく…ない…ふっ…く…」




僕はユノさんに見つめられたまま、ポロポロと涙を零して泣いてしまったんだ























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. 僕のご主人様♡ ~Rosy moon~ 11






~Yside~







精霊界に着くとまずは今日泊まる離宮へと案内された、王宮への入口では兵士たちが通路の両脇に並んで出迎えてくれる



…映画みたいな光景、レラ先輩ってほんと王子なんだな



精霊界にくるのは二回目だけど今回はチャンミナと二人でまるでハネムーンのようだ、俺の後ろを一歩下がって歩くチャンミナはチラチラと俺を見ては頬を赤らめていて



…可愛すぎる!!/////




部屋の前でレラ先輩と別れて中に入ると、それはそれはゴージャスな部屋で…アンティークのような調度品が並び、至る所に花々が飾られていた、奥の部屋には天蓋付きのデカイベッドも見える


そしてテラスから覗くとスパへと続く通路が…


クリスタルでかたどられたドームのような建物には湯気が立ち上り、彫刻があちこちに点在し、なみなみと惜しげもなく魔法泉が流れ続けていた



「…す、すごい/////」



チャンミナとしばし呆然と部屋を眺めているとノックの音がして誰かが入ってきた



「失礼いたします、お二人のご滞在の折、お世話をさせていただきます、テミナと申します」



うやうやしく頭を下げて、片膝をつくその人は中性的な美しさで男性にも女性にも見える



「…あなたは!?///」


「チャンミナ様お久しぶりでございます」


「…あ、あの、あのときはありがとうございました」



…知り合い?思わず問うようにチャンミナに視線を向けるとにっこりと微笑んで頷いた



「レラ先輩の配下の方です、以前助けていただきました」



「助けただなどと、とんでもない、少しお手伝いをさせていただいただけです」



テミナは優雅に立ってクローゼットへと向かう、中を開けると服やタオルなどが入っているようだった



「夜着をご用意いたしております、またタオルなどはこちらをお使いくださいませ、御用の際はそちらにありますベルを鳴らしてください、お呼びになるまで私は参りませんのでご安心してお過ごしくださいませ」



静かにクローゼットを閉めると、またうやうやしく一礼をしてテミナは部屋を出て行った



「…ユ、ユノ様、すごいお部屋で/////」



「…ん、ほんとびっくりだよ、キュヒョナとシウォンさんに感謝しないとだな」



「…はい♡」




婚約式まではまだ少し時間がある、俺はチャンミナの顎を掬ってゆっくりと口付けたんだ


















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. 空色の調べにのせて ~逢いたくて~ 6






~Yside~











朝はまるで新婚のように玄関で送り出してくれたチャンミン、伏せた瞼を縁取る長い睫毛を思い胸が熱くなった



ゆっくり前に進みたいと思ってる自分と、無理にでもかき抱いてしまいたい自分が交差する



…こんなにも自分が理性が抑えられないとは



いっそ一緒に住んでくれたらいいのに、と勝手な想像をしてまた自分に苦笑いだ、大学の悪友達が知ったらどう言うだろう



随分と白状な男だった気がするのに…



分刻みのスケジュールをこなし、夕方になってやっとスマホを確認するとチャンミンからの着信、ちょうど昼くらいだろうか



…電話なんて珍しい、いつもは俺に気を使ってLINEにメッセージを残すだけなのに



ミノの運転する車の中チャンミンに電話する、まだ仕事中なら出れないだろうか?何度かコールしてまたかけ直そうかと考えていると、か細い声が聞こえた



『…もしもしユノさん?』



「遅くなっていごめん、電話くれたよね、なんかあったのか?」



『…あ、あの…お仕事中ごめんなさい、今度いつ会えますか?あの…』



歯切れの悪い言葉、いつもとは違う様子になにか悪い予感がする



『…す、すいません、お忙しいのに、いや、いいんです、また…連絡…』



「少し遅くてもいい?仕事終わったらドンへの店で待ってて」



『…え?/////あの…でも…』




電話の向こうの消え入りそうな声、今日の予定は変更だな




「9時すぎになると思うけどまた連絡する、ね」



『…はい、ありがとうございます』



「チャンミン、愛してる」



『……ユノさん、僕もです/////』




俺はスマホをタップすると、ミラー越しに目を白黒させているミノに行き先を変更するように頼んだ




























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. 僕のご主人様♡ ~Rosy moon~ 10






~Cside~








「ユノ様!!早く早く」


「ちょっ、ちょっと待って!!チャンミナ」



バタバタと走り回る僕らを迎えにきたレラ先輩が呆れ顔で溜息をついた



そう!!今日はいよいよシウォン様とキュヒョナの婚約式、僕らをにとっても大切な日になるはずなのに…なんと寝坊してしまったんだ(泣)



ユノ様は寝起きで髪も大変なことになっていて、僕は僕でまだスウェットのままで所在なくオロオロとしてる


「ああっ!!まどろっこしい!!」



レラ先輩の一言でピタリと止まる僕とユノ様、ああ、怒らせちゃったかな?



「…あ、あのレラ先輩」



「ロエガキクヤハ!」



ぽいん♡と煙が舞い上がり、僕らの衣装が精霊界のものへと早変わりする、さすがレラ先輩!!仕事が早い(笑)



…やだ♡ユノ様かっこいい/////




白い生地のチュニックに黒のベルト、黒のブーツに黒のマント、飾り物の剣までオプションでついていてまるで精霊界の剣士のよう♡



僕はといえばいつものランプの精の衣装だけどベストには金の縫取りがあってなんかゴージャス




「…チャンミナ似合ってる♡」



「…あ、あのユノ様も♡/////」




思わず二人で見つめあってマジでキスする5秒前



「いちゃつくな!!さ、行くぞ!!」




何故か怒るレラ先輩、今日はシュミカ様が一緒じゃないからご機嫌ナナメだな



「おい、ランプはどうした?」



…あ!!忘れてた



慌てて寝室からランプを持ってくる、ドンへ様がいらしてから一晩冷凍庫に入れてやったらおとなしくなったんだ(笑)



ちょっとかわいそうだったかな



『えっ!?私も連れて行ってくれはるんですか!?』



「たまにはメンテナンスしてもらわないとね♡」


『チャンミナはーーーん♡ありがとうございます!!メンテナンス?なに?磨いて貰えるとか?
いやぁ嬉しいわぁ』



カタカタと喜ぶランプも連れて、僕らは精霊界へと向かったんだ




















「チャンミナはーん♡めっちゃ衣装ええですやん」

「そ、そお?/////ありがと、でもユノ様の方がステキなんだよ~♡」

「おお!!ほんまやん、えらい男前に仕上がってはる!!いや~チャンミナはん惚れ直しますな!!これは初夜が楽しみやねぇ♡」

「…ちょっ!!/////レラ先輩の前で何言って…!!」


「ん~?なんだお前らまだシテなかったのか?」


「…あっ、あのっ/////」


「なんかいっつも邪魔が入って出来なかったんですよ、ったく!!」


「…ユノ様/////」


「はあ、しょうがねぇなあ、今日はこれ使え!!ほらユノ、優しくしてやれよ」


「「……えっ!!?////////」」









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. 空色の調べにのせて ~逢いたくて~ 5







~Cside~







もう…朝からリウ君の爆弾発言に振り回されて頭が沸騰しそうだよ(泣)



スホさんに色々ばれてしまったし…ユノさんの恋人になったんだからいずれはわかることだけど/////



お、お風呂はまだ一緒には入ってないけど…




ユノさんと一緒にお風呂とか…/////




わーわーわーわーわー!!/////



もう膝の上に座らされただけで恥ずかしくてどうにかなりそうだったのに…キスされたら体の芯が熱くなって/////



ズクン…




…ダメだ、もう考えるのよそう////僕は頭をブンブンと振って頬をパチンと叩いた



下層階へと向かうエレベーターを降りてコンシェルジェのいるエントランスを早足で抜ける



どうにか気を取り直して教室のドアを開けた、出勤時間には少し早いけど仕事もあるし、ピアノも弾きたいし



「あら、シム先生早いのね」



「パク先生おはようございます」



「丁度いいわ、ちょっと私の部屋に来てもらえる?」




僕はパク先生の後をついて部屋へと入った、リウ君の個人レッスンのことも言わなきゃ




応接室にもなっているパク先生の部屋、来客用のソファに座ると先生はコーヒー出してくれた



「シム先生、ここに入社するときに海外研修の希望書いたの覚えてる?」



…あ、そんなこと書いたかな?すっかり忘れてた



「…はい、それがなにか?」



「あなたに決まったのよ、今年の海外研修!!ウィーンに行けるわよ!!」



「…えっ!?」



「期間はだいたい三ヶ月ほどなんだけどね、うちもシム先生がいないと困っちゃうから、だいたい二ヶ月くらいで考えてほしいのよ~教室のほうはその間別の先生にお願いすることになるけどね、費用も会社持ちだし、安心して行けるわよ!!よかったわね」



…三ヶ月もユノさんに…会えなくな…る?リウ君の個人レッスンは?




嬉々として話すパク先生を呆然と見ながら、僕はユノさんとリウ君のことばかりを考えていたんだ




















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. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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