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苺な彼とビールな僕

. 君を好きでしょうがない 8












~Yside~










「え?飲み会?」



「ええ、係長もどうですか?同じビルの事務の子達と飲むんですよ!!」



「いや、うーん、俺は遠慮しとく」



「ええー?係長が来ないと始まらないじゃないですか!!」



「そんなわけないだろ、次の日予定があるんだ、悪いけど」







肩をがっくりと落として去って行くドヨン、明るくていい奴なんだが、そういや最近このあたりの会社との飲み会をよく企画してるって言ってたな






全く、昼休みに突然やってきて何を言うのかと思えば、それって所謂合コンってやつじゃないか








そんな事に構ってられないのに………








いよいよ週末に迫ったチャンミンとの初デートの日、会社帰りに会うのは付き合ってから初めてのことで






最初が肝心ってこともあるし、がっつき過ぎないように自分を抑えて






なるべく冷静に見えるようにしてるつもりだけど、浮き足立ってるのは仕方がない、よな






チャンミンも会うたびに頬を染めて嬉しそうに話してくれるから







楽しみにしてることは十分に伝わってる








キスぐらいはできるかも、なんて邪なことばかり考えて







俺ってこんなだったっけって自分に苦笑いしてしまうけど







それってチャンミン限定なんだって思えば、妙にしっくりと納得してしまう俺だったんだ














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. 君を好きでしょうがない 7












~Cside~










ユノ先輩と仕事帰りに待ち合わせをしてデートの打ち合わせをしてるとか







数ヶ月前の僕からは本当に信じられない






同じ系列の会社に勤めてたってだけでも驚きだったのに、こうして一緒に働くことになって、その……また付き合う事になって






話を聞いてるふりをしてるけど、本当は距離の近さにドキドキして何も頭に入ってこない






だってね、近くで見るとますますかっこよくて






伏せるとわかる長い睫毛とか、サラサラとした前髪とか







何より僕をみて微笑むアーモンドの瞳から目が離せなくて……








「じゃ、ここにしよっか」



「え?あ!!はいっ!!///」



「チャンミンちゃんと聞いてる?」



「ご、ごめんなさい、つい見惚れちゃって……あ!!///」





わわ!!何言っちゃってんだ僕!!///





うっとりしていた所に不意に話しかけられて、つい本音が出てしまったじゃないか!!!!





目の前のユノ先輩は口に手を当てたままフリーズしちゃってるし!!








「やばい」



「……へ?」



「すげー嬉しい///」



「………え?あ///」








そう言って照れ臭そうに笑うあなたが可愛くて、胸がいっぱいで何も言えなくなる僕だったんだ






























































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. 君を好きでしょうがない 6











~Yside~










「でさ、こっちまで行けばほら、展望台があるんだ」



「へえ、意外と近いんですね!!」



「ああ、この辺りは車移動だと色々行けそうだよな、飯は海辺のレストランでいいんじゃないかって」



「海辺のレストラン、ですか?///」



「ああ、初デートにピッタリだろ?」



「ふふ///」








会社帰りにカフェに寄って週末のデートの打ち合わせとか





でかい男が二人でスマホの画面を覗き込んで、いい歳して何やってんだって思うけど





時々触れる前髪とか、伏せた長い睫毛とか





あれこれ悩む君の姿を見ていられることがこんなにも幸せだとか






「また見てる……///」



「ん?ああ、ごめん」



「そんなに見てたらいつか僕に穴が開きますよ?///」






そう言って頬を膨らませる君が可愛くて、つい触れたくなるけど






ここはぐっと我慢、だよな








考えたら学生の頃はまともにデートなんてしたことはなかった






付き合ったのはほんの数ヶ月の間、学校の帰りに待ち合わせて、こんな風に色々話して






これから色々と連れて行ってやりたい






「………ユノ先輩?///」



「ん、楽しみだな」



「……はい///」






結局はどこを回るかなんてそっちのけで、見つめあってばかりの俺達だったんだ



















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. 君を好きでしょうがない 5











~Cside~









結局僕達の最初のデートは海へのドライブに決定した





あまりに優柔不断な僕に、ユノ先輩の提案はとても有り難くて





だってね、あなたと一緒ならどこへ行っても楽しいに決まってる






でも、車で出かけるとか思いもしなかったな






営業車ならよく運転してるから、最近はちゃっかり隣に乗せてもらって、ハンドルを握る姿とかやたら絵になっちゃって






か、かっこいいんだよね///







「ふふ///」



「うわ!!チャンミン一人で笑ってる!!」



「キュヒョン!?いつの間に!!///」



「さっきからいたのに全然気付かないんだもんな~」



「ご、ごめん///」



「ま、幸せオーラ全開でいいことだけどさ」



「………///」





呆れ顔で僕のアメリカーノを飲むキュヒョン、なんだよ突然やってきて!!





思わず閉じてしまったノートパソコン、まだ作りかけの書類保存できてなかったのに!!





「とにかく現況報告は常に行うように」



「はあ!?///」






ニヤニヤしてたと思ったら突然真面目な顔でそんな事を言いはじめるキュヒョンに、つい吹き出してしまった僕だったんだ
























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. 君を好きでしょうがない 4












~Yside~









仕事終わりにカフェで待ち合わせ、今日は珍しく君が外回りに出てしまったから






待ってる時間もワクワクしてしまう、な







昨日聞いたデートの話は、かなり君を悩ませてしまったようで






夜にかけた電話でもなかなか決まらずに真剣に悩む姿に笑ってしまった






結局はドライブでもどう?なんて俺の提案に乗ってくれたから






しめしめ、なんて思ってる俺って下心満載なんじゃないのか







ドライブといってもレンタカーだし、あんまりカッコもよくないけど






先々車を買ってもいいかもしれない








「ユノ先輩!!///」



「お、来たな、お疲れ様」



「お、お疲れ様、です、すいません遅くなっちゃって///」



「全然大丈夫、仕事はうまくいった?」




「あ、はい、先輩のアドバイスのおかげです///」








そう言ってタオルで汗を拭う仕草とか、しっとりした首筋がやけに艶っぽくて目が離せない






付き合いはじめてからのチャンミンは確実に綺麗になった





会社の奴らの間でも噂になるほどで






それが俺のせいってのがどこかこそばゆいような不思議な気持ちで……








「ユ、ユノ先輩///」



「ん?」



「……み、見過ぎ、です///」







人目も憚らず甘い視線で見つめていたら、当の本人から可愛く怒られてしまって







なのに真っ赤になって俯いた君の耳から目が離せなくて、またまた怒られてしまう俺だったんだ





















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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