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苺な彼とビールな僕

. 溢れる想い 22











~Yside~








「おお、すげー気持ちいい」



「ほんとですね///」



「食い過ぎたからちょうどいいかな」



「ふふ、はい///」








今日は朝から海の近くまでドライブをして、ちょっとお洒落なカフェでランチをとった





美味しそうなメニューに色々頼みすぎてしまって、二人でフードバトルみたいに食べる羽目になっちまったけど






それはそれで楽しいからまあ、いいか(笑)





こうして二人で出かけるのって本当に初めてかもしれない






……君が家に居ることが当たり前になり過ぎて







それに……溢れる想いを抑えきれず無理に自分のものにしようとしてしまったり






こんなに恋愛が難しいものだったなんて






ましてや文章上ではあんなにも饒舌に愛を語っているのに







「……ユノ、さん?///」



「ん、何?」



「あの……どうかしましたか?」






ぼんやりと考え事をしていると、これでもかって程可愛い顔が首を傾げてくる





これで無意識なんだから周りは堪ったもんじゃないな





「どうもしないよ、ただ……」


「……ただ?」


「一緒にいて幸せだって思っただけ」


「!!……はい///」









繋いだ手から伝わる温もりがあったか過ぎて、2度と離さないようにぎゅっと強く握ったんだ
































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. 溢れる想い 21










~Cside~









『………チャンミン、キスしたい』







そう言って僕を見つめる瞳はどこまでも澄んでいて、綺麗で






ああ、この人はとても純粋な人なんだって実感してしまう







最初は遠慮がちに触れた唇、角度を変えて啄ばむように何度も何度も







見つめあっては触れる温もりに焦ったさを感じる頃、僕はポスンとソファに沈められた






「ユノ、さん///」


「ん、もう少しこのまま、何もしないから」


「………はい///」







それから僕達は暫くそのまま抱き合っていた






僕の足に当たる熱がちょっぴり気になったけど、キス以上のことはしなかったから正直ホッとした






自分でも言ったとおり、その……先に進むことに迷いはないけど





本当に僕でいいのかなって不安はあるから、まだ少し待ってほしい、かな





だって僕らはまだ付き合ったばかりで、恋人にだってなりたてなんだから





ゆっくりと、僕達のペースで


周りの雑音に振り回されないように二人の時間を過ごしていけたら







言葉ではうまく伝えられないから、あなたに応えられるように心の準備しておかなきゃね






か、考えたら恥ずかしくなっちゃうけど///






ぎゅうぎゅうと抱きついてくる大きな体を抱き締めながら、つい緩んでしまう口元を抑えられない僕だったんだ



















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. 溢れる想い 20











~Yside~









チャンミンに腕を引かれて部屋の中へと入ると、お気に入りの白いソファに二人一緒に沈み込む





本当はこのまま襲ってしまおうかとか、俺がどれだけ君を好きかわからせてやるつもりだったのに




今俺は君の腕の中にいて、子供のように背中を撫でられて





………すげーカッコ悪いのにやけに心地よくて






「……チャンミン、俺」



「ユノさん、僕はあなたとその……いつそうなってもいいって思ってます///」



「………」



「でも、こんな風に感情に任せてされるがままっていうのは違うと思うんです///」



「チャンミン」



「僕はユノさんだけが好きですよ?公私混同って言われてもそれだけは譲れないんです///」



「俺、俺は……」





うまく言葉に出来なくて細い体をぎゅっと抱き締める、ふわりと包み込む君の甘い香りが身に染みて





「好き、ですよ///」



「俺も好きだよ、おかしくなるくらい」



「ふふ、おかしくなってもいいです、それでも僕は変わらないから///」



「……チャンミン、キスしたい」



「……はい///」






俺の言葉に真っ赤に染まった君の頬を両手で包むと、想いが届くようにそっと唇を重ねたんだ

































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. 溢れる想い 19











~Cside~









『今日泊まっていけよ』







そう言った途端に強く抱きしめられて、息もできないほどのキスが降ってくる





……それってどういう意味?





そう聞きたいのに、僕の言葉はすべてあなたの唇へと飲み込まれて




深くなるキスに立っていられないほど体が熱くなっちゃって、でも、こんなのって………!!///






「………や、離して!!///」


「チャンミン?」


「こ、こんなの嫌です!!」


「………俺が、嫌?」






そっと離れた体、黒目がちな瞳は悲しそうにゆらゆらと揺れて




違う、そうじゃない、そうじゃないけど、でも……!!






「………い、今は待ってください………あの、あなたが嫌なんじゃ、ない、から……」



「……ん、わかった」



「……と、とりあえず中に入りませんか?///」



「あ、ああ」







二人して靴も脱がないまま玄関で立ち尽くして、何がそんなにあなたを怒らせてしまったんだろう






「ごめん、俺………」





まるで捨て犬みたいにシュンとしてしまったあなたの腕を引いて、僕らはやっと部屋の中へと入ったんだ






























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. 溢れる想い 18










~Yside~









「は?飯?」



「ええ、次の休みにってシウォンさんから……」







そう言って困ったように眉を下げる愛おしい人






聞けばシウォンって奴に飯に誘われたんだとか、そんなの速攻で断ってくれればいいのに!!






断りきれなくて保留にしてきた、とか!!






迎えに言った先でシュンとしてそんな話をされたら、無意識に不機嫌な顔になっちまうし





ハンドルを握る手にも力が篭っちまうよ!!






「………ユノ、さん?」



「チャンミンは無防備過ぎ!!」



「あの………怒って……?」



「怒ってないけどイライラしてる」



「……ご、ごめんなさい///」







チャンミンの仕事終わりにこんな事言いたいわけじゃないのに、俺って本当に心が狭い






とりあえずは車を飛ばして家まで帰ると、黙ったままの君の手を引いてエレベーターのボタンを押した






沈黙が辛いのかチラチラと俺を伺うバンビアイ、ああ、好きすぎてどうしていいかわからないほど







玄関のドアが閉まると同時にぎゅっと抱き寄せて、真っ赤になった耳元でそっと呟いた







「今日泊まっていけよ」



「………え?///」







俺の言葉に驚いて眼を見張る君を抱き締めて、息もできないほどのキスをしてやったんだ


























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紫苑☆

Author:紫苑☆
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