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苺な彼とビールな僕

. うちの秘書が真面目で困ってます 36










~Cside~








ユノに想いを告げてから色々あったけど、どうにかユノも応えてくれて僕らは恋人同士になった




カン選手の元から連れ出された時は、顔中どころか首や耳にまでキスされちゃって





……変な声出ちゃったんだよね///





この先どうなるとかまだ考えられないけど、大切なのは今で、二人の気持ちだから





……お互い求め合うのは仕方のないこと






ちなみに僕に遊べって言っていたお爺様には一言言ってやった





『僕は政略結婚はしません、好きな人と好きな時に結婚します』





あんまり突拍子も無いから、お爺様は目を丸くしていたけど





『儂が死んだ後は好きにすればいい』





なんて弱気なことを言われてちょっぴり意外だった、かな





ユノはといえば相変わらずの真面目さで、毎日のように僕がアピールしても





『チャンミン様仕事中です』





とか冷たく言われちゃって、どうやってこれから誘惑してやろうかって考えてるとこ





だってわかっちゃったんだ、ユノがとってもヤキモチ焼きだってことをね





ユノもだけど僕も結構モテるんだ!!






これから先もずっと一緒にいるって決めたんだから、ユノも覚悟してくんなきゃね





さて、あのカタブツをどうやって堕としてやろうかな(笑)






「チャンミン様、お車が着きました」


「ん、今行く」







颯爽と現れたユノに駆け寄ると一瞬のうちにキスをして、怒られる前に車に逃げ込む僕だったんだ
























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. うちの秘書が真面目で困ってます 35










~Yside~








『チャンミン好きだ』







一旦口にしてしまえば、溢れる想いはとどまるところを知らず





車のなかで腕に閉じ込めたあなたの温もりを、1つでも逃がさないようぎゅっと抱きしめる





今だけは苦しいって怒らないで


黙って俺の腕の中にいて欲しいんだ


だってことずっと焦がれていたのに





ずっと抑えていたのに……







「……ユノ?」


「はい」


「……上書き、して?///」



「……え?」



「だってさっき……///」





そう言ってシュンと俯いてしまうあなたがどうしようもなく愛おしい




ああ、そうだった、さっきあいつにキスされて…





思い出すだけではらわたが煮えくりかえりそうだが、いまはそんなことより………







「他には何もされていませんか?」


「……うん///」


「よく見せて?」


「……ユ、ユノ……んっ///」





柔らかな頬を両手で包むと薄く開いた唇にそっと口付ける




うっとりとするくせに両手で俺の胸を押し返してキッと睨むからおでこをコツンと合わせた





「……そこじゃない、よ?///」


「わかってますよ」


「………ん///」





拗ねたようにで口を尖らせるあなたをそっと抱き寄せて、顔中にキスの雨を降らせてやったんだ


































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~Cside~








……いったい何が起こったのか





ドン、と音が聞こえて勢いよくソファに沈み込むカン選手、何が何だかわからないままユノに引き摺られるよう店を出て




気付いた時には僕はもう車の中にいた




黙ったままハンドルを握るユノ、暗くてその表情は見えないけど




怒ってる、よね……





何も言えずに俯いたままの僕、ふと伸びてきた手が僕の指をそっと撫でた





「……申し訳ありませんでした」



「……ユノ?///」





ユノは小さく息を吐いて車を道路脇に止めると、僕の方へと向き直る




真っ直ぐに僕を見つめるアーモンドアイ、とても目を逸らすことなんて出来なくて




………わ、どうしよ///





心臓がバくバクと音を立てる、ゆっくりと近づく腕がスローモーションに見えると、僕はあっという間にユノの腕の中に閉じ込められる





「あなたが好きだ」



「………バカ、遅い///」



「……申し訳ありません」



「……ん、僕もごめんなさい」




「チャンミン様、いや……チャンミン、好きだ」








そう言って痛いほど抱き締める背中に腕を回して、ユノの匂いを胸いっぱいに吸い込んだんだ




































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~Yside~







『や、やだ!!離してっ///』





VIPルームから聞こえる声にドアを蹴るようにして中へと入った





テーブルの向こう、大きめのソファで揉み合うよ二人、組み敷かれるチャンミン様を見て頭が真っ白になる





………こいつ!!チャンミン様に何を!!






「ユ、ユノ!?///」



「お、ナイトの登場か」



「………チャンミン様から離れてください」



「……イヤだと言ったら?」



「力ずくでも」



「ふふん、こんだけ泣かしといてよく言うね」





何を言ってる、泣かせてるのはお前じゃないか!!




涙目で俺を見つめるチャンミン様、ああ、目尻が赤く腫れて……





他人のプライベートに口出しするつもりはないが、一刻も早くチャンミン様から離れていただきたい





躙り寄る俺を睨みつけるカン選手、ゆっくりと起き上がった彼はチャンミン様の腕を引いてソファへと座らせた






「遊びの時間は終わりだ、早く帰りな?」


「え?……///」



「今度飯にでも付き合えよ」



「……カ、カン選手?///」



「貸しにしとくから、な?」






そう言ってニッコリと笑ったカン選手は、一瞬のうちにチャンミン様の頬にキスをしたんだ






















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. うちの秘書が真面目で困ってます 32










~Cside~








「で?何があったの?」





ニコニコとしながら僕に微笑むカン選手、まさかこんな所で会うなんて…






連れてこられたのは会員制のクラブ、こういう所は慣れてないから落ち着かなくてキョロキョロしちゃうよ




しかも個室に二人っきりとか、気まずくて仕方ないのに……




「とりあえず飲んだら?少しは落ち着くんじゃない?」




なんて、頼んでくれた綺麗なカクテルは少しほろ苦くて胸がチクチクと痛む




まるで僕の心を読まれてるみたいでちょっと嫌、だな





黙ってしまった僕に困ったように微笑むカン選手、悪い人ではないんだよね








「話したくないなら話さなくていいよ、なんなら朝まで付き合うし」



「あ……いえ///」




「今日は笑ってくんないの?君は笑顔の方が似合うのに」



「………///」






大きな手がゆっくりと伸びてきて僕の頬をするりと撫でる、ああ、これがユノだったら……





そんな事を考えると自然と涙が浮かんできて、この先どうしようとか、色々考えちゃって





「胸なら貸すよ?」


「……いえ、あの///」


「ほんとつれない、あの秘書のせい?」


「………え?え?///」





トン、と肩を押されてぐるりと視界が回る、気付けは僕はソファに押し倒されていて






真っ直ぐに僕を見下ろすカン選手に押さえつけられると、全く動けなくなってしまったんだ































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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