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苺な彼とビールな僕

. 健全なる同棲 29







~Cside~






『シム・チャンミン、俺と結婚してください』




まさかそんな事を言われるなんて……




突然のプロポーズに涙が溢れて止まらないのに、容赦なく降り注ぐキスに何も言わせて貰えない




そのままベッドルームへ行こうとするユノに、どうしてもシャワーだけはとお願いして




『じゃあ一緒に浴びよう?答えはイエスしか受け付けないけど』



なんてニヤリと笑われたら反論なんて出来るわけがない



……そういうのってずるいと思うのに/////




「………んっ……待って……あ/////」


「待てない」


「……あっ………ん……はぁっ……」



「ん、もっと感じて?」


「……あっ……ああっ!!/////」




結局はシャワーを浴びながらイかされてしまって、くったりとしたまま抱えられるようにしてベッドルームへと連れていかれて




恥ずかしさにタオルで必死に隠そうとする僕に、雨のようにキスを降らせながら囁く愛の言葉は




甘く響いて僕を痺れさせる……




ユノの大きな手に全身を撫でられて、今まで出した事のないような甘い声を上げてしまって




そんな僕を満足気に眺めながら、ユノはゆっくりと僕の体を開いていった




話したいことも色々あったし

2人でワインも飲みたかったのに




そっか……慌てなくていいんだ



これから先ずっと一緒に過ごせるんだって

2人で1つずつ時を重ねていくんだって




溢れるほどの愛を全身で受け止めて、僕はその夜ユノのものになったんだ






















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. 健全なる同棲 28







~Yside~






『家で待ってられなくてさ、迎えに来た(笑)』




こんなセリフちょっとカッコ悪いって思うけど、ホントの事だから仕方ない



アリスと別れて一旦は家に向かったものの、どうしても逢いたくなってここにきてしまった




「………ユノ?////」




いくら店の裏口だといっても、大通りからすぐの路地で人目だってあるのに




……抱き締めずにはいられない

……愛しくてたまらない




「ん、帰ろう」




そのまま手を引いてタクシーに飛び乗って、手を繋いだまま2人とも無言で、でもそれがなんだか心地良くて




なのに部屋に入れば慌てて逃げようとするから、背中からギュッと抱き締めた




「こら、逃げるな」


「……ご、ご飯作らなきゃ////」


「ダメ」


「シ、シャワーだって……!!////」


「……さっき、アリスに会った」


「………え?」




驚いて振り返ろうとする体を更に抱き締めて、耳元に口付ければピクンと跳ねる体が愛おしい




「子供、産んでみせるって言ったんだって?」


「………あ////」


「俺の子供、産んでくれるんだ?」


「………ユノ、あの////」


「愛してる」


「………////」


「シム・チャンミン、俺と結婚してください」


「!!!!////」


「返事は?」


「………はい////」





抱き締めた腕に透明な雫がポタポタと落ちる、腕の中のお前は少し震えていて




くるりと体を返せば俯いてしまうから、両手で頬を包んでそっとキスをしたんだ

























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. 健全なる同棲 27








~Cside~







『ごめん、急に人と会うことになった、少し遅くなるよ』




休憩の合間に見たユノからのメッセージ、今日は定時で上がるって話してたのに、仕事だろうか



明日はいよいよ待ちに待った週末、こんな風に日にちを決められているのは恥ずかしいけど、ユノの希望だから仕方ない、かな/////



……勿論僕も期待してるけど




「チャンミン、悪いこっち!!」


「あ、はい////」



ユノのことも気にはなるけど、とりあえずは仕事を終わらせて帰るのが先決、いつもならイェソンさんと交代するように帰ってるけど、もう少し頑張らなきゃ



今日は予約のお客さんも多くて、それからスマホなんて見てる暇は無くて、バタバタと仕事を終えてそれでも早めに上がらせて貰った



……遅くなっちゃったな



鞄に荷物を詰め込むようにして外へ出ると、店の前に立っていたのは愛しい恋人の姿で




「……ユノ?」


「やあ、お疲れ」


「え……どうして?////」


「家で待ってられなくてさ、迎えに来た(笑)」



……いつからここに?仕事終わりで疲れてるのに




ふとスマホに目をやればユノからのメッセージが届いていて、もう1時間も経ってるじゃないか!!




「ずっと待ってたの?ごめんなさい気付かなくて」


「いいんだ、俺が勝手に待ちたかっただけだから」





そう言って伸びてきた腕が頬を掠めた瞬間、僕はユノの腕の中に閉じ込められていたんだ































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. 健全なる同棲 26








~Yside~







やっとの事で出張から帰って来て、まあ、2日ぐらいはハードスケジュールのツケがまわって体もキツかったけど



……あいつの笑顔を見れば疲れも吹っ飛ぶってもんだ



「チーフ、顔面(笑)」


「るせっ!!」


「はいはい、今日は大切な日ですもんね~」


「ちょ……テミン!?」


「そんだけカレンダーに印つけてたら何かあるってバレバレでしょ?(笑)」


「あ////」




今日はいよいよ待ちに待った週末、実はあれから忙しくて2人であんまり過ごせてない



俺も勿論だけどチャンミンも連休のための下ごしらえとか諸々で最近遅くに帰って来て




『ご飯が手抜きでごめんなさい』




なんて謝られちまって、そんなの全然気にならないのに……



なんたってあいつの飯はなんだって美味いんだ!!



しっかり胃袋を鷲掴みにされちまって、全く有言実行ってのはこの事だな




早く帰れと囃し立てるテミンに手を振って会社を出ると、大通りを歩いてワインでも買って帰ろうかと考えていた所だった




「……ユノ?」


「お前……アリス!?」


「お久しぶり」


「ああ」


「元気そうね」


「何の用だ?」


「元恋人に向かって随分な言いようね、ね、少し話さない?」





……全く、今日に限って現れるとか





俺は大きく溜息をつくと、仕方なく彼女を近くのカフェへと誘ったんだ








































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. 健全なる同棲 25








~Cside~






『……なんで起きた時居なかった?』




あの朝、起きてきたユノは不貞腐れた顔をして、髪はボサボサで……



なのにドキドキと胸は高鳴って////



だ、だってベッドで朝を迎えるとか!!出来るわけないよ!!////



前の夜にあんなに啼かされて、あんなに乱れていたのに!!



………恥ずかしくて堪らない////



これからずっと一緒のベッドで眠るのに、いったいどうしたらいいんだろ

まだ、最後までしたわけじゃないのに……




さ、最後とか……!!!!////




来週末はイェソンさんにお願いして連休を貰ったから、2人でゆっくり過ごせるけど




す、するのかな、やっぱり////




考えたらその為だけに休みを取ったようなもので、なんだか今更ながらに顔に熱が集まってしまうよ



『準備しておきます』



なんて言っておいて、実は全く何も出来てない僕(汗)






「おーい、チャンミン、こっち手伝って」



「あ、はい////」



「ん~?旦那が帰ってくるとご機嫌だな(笑)」



………だ、旦那!?////



「イ、イェソンさん!!////」


「はいはい、これ終わったら上がっていいから、頼むな」


「は、はいっ////」




ついつい考えすぎちゃう僕だけど、ユノに任せていればきっと大丈夫、だよね?////



























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. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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