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苺な彼とビールな僕

. 空色の調べにのせて ~リウの帰還~ 28



リウの番外編です♡





15years after•*¨*•.¸¸♬







~Sside~





『リウが戻ってくることになった』




社長から連絡があったのは丁度僕が相手先から帰る途中で、一緒だった室長と何かあったのかと心配してしまったけど


後から聞けばチャンミン様の提案で一時帰国するだけとか


……全くびっくりさせないでほしい


リウ様の留学の話は昔から出ていたことだったし、僕も覚悟…というか、心構えはしていたものの、やっぱり寂しかったのも事実で


入社当時からリウ様の面倒を見ていた僕にとっては、まるで年の離れた弟のような気持ちで接していたから



……しかもチャンミン様の従兄弟のミヌさんも一緒に帰国とか!!これは何か予感がする/////



ドキドキと胸を高鳴らせ空港に向かうと、真っ黒に日焼けしたリウ様の後ろには、まるでチャンミン様をそっくりと写し取ったかのようなミヌ様がいて



車の中でチャンミン様に恋人だとさらりと告げるリウ様に面食らってしまったけど、まあ、それもリウ様らしいっていうか(笑)



……やっぱり社長の息子だって納得してしまうんだ



チョン家の将来の心配なんて僕がするのもおこがましいけど、やはり将来の社長の第一秘書候補の僕としては色々と気になることもあるわけで



かと言って詳細を聞くことも出来ずに、悶々としたまま迎えたチャンミン様のご実家でのパーティの帰り道



車の中で聞こえてきた社長とミヌさんの会話で、どうやら二人は認められたってことがわかって、何故か僕も安心したっていうか(笑)



まだまだ社長も現役だし、リウ様だってまだ大学生、先の事なんてどうなるかわからないけど



僕は何があろうとリウ様の味方!!それだけは揺るがない事実だから



いつだって家族のことを一番に考えているリウ様は僕の誇り



だからもっと大きくなって帰ってきてください

アメリカという未知なる大地で

希望という名の羽根を羽ばたかせて




遠い空へと飛び立つ飛行機を見つめながら、未来の若社長の幸せを願わずにはいられなかった
























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. 空色の調べにのせて ~リウの帰還~ 27



リウの番外編です♡





15years after•*¨*•.¸¸♬






~Rside~




チャンミンが企画したサプライズパーティー、皆んなが俺達の帰国を喜んでくれて、隣でミヌも幸せそうで…とても素晴らしい時間だった



調子に乗ってワインなんて飲んだもんだから帰りの車では爆睡しちゃって、ミヌの膝に涎を垂らして随分怒られたけど




そういやミヌは勧められて少し飲んでたくせにケロっとしていたから、もしかして酒が強いのかもしれない



やっぱりシム家の血筋ってことなんだろう(笑)



チャンミンは珍しく酔っていたけど、父さんはそんな彼が愛しくて仕方ないって顔で、変わんないなって思った



母国を離れていると、こういう変わらない日常がどれだけ有難いかわかる



今はミヌが居るけど、飯だって自分でしなきゃいけないんだし、もちろん掃除だって洗濯だって



韓国に居られるのはたったの3日だったから、次の日はミヌの希望で俺の通ってた学校巡りをして、友達とよく行ったファーストフードを食べたりして過ごした



3日目は朝はゆっくりと過ごして、まあ、前の晩にまたシテしまったからミヌが起きられなかったんだけど…



昼からはアメリカで待つ悪友達にお土産を買いに行って、夜はチャンミンと父さんとゆっくりと過ごして



まるで婚約の挨拶回りみたいな旅行だったな(笑)



空港には父さんまで送りにきてくれて、チャンミンはミヌを抱きしめて泣いてるし、何故か後ろでスホも涙をおさえてたりして、ちょっと笑っちゃったけど



「父さんありがとう、また帰るから」


「ああ、体に気をつけて」


「父さん、もうさ、入籍しちゃえば?」


「……え?」


「……リ、リウ!!何言って!!/////」


「どうせチャンミンが俺が大学を出るまでは……なんて言ってんだろ?同性婚を認める法律が施行されたのは二年前だぜ?さっさとしちまえばいいんだよ」


「……リ、リウ/////」


「俺のことは気にしなくていいんだって」


「ありがと……ふっ……くっ……/////」


「あ、バカ泣くなって!!父さん後は頼むよ、ミヌ行くぞ!!」


「…えっ……リ、リウ!?…ちょ!!/////」




もらい泣きしそうなミヌを抱えるようにして歩きだせば手を振るのは俺の大切な家族達




俺は軽く片手を上げて挨拶をすると、ミヌの手を握り出国ゲートへと向かったんだ



































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. 空色の調べにのせて ~リウの帰還~ 26



リウの番外編です♡





15years after•*¨*•.¸¸♬







~Mside~






こんな風に歓迎してもらえるなんて、勿論シム家は身内なわけだし、そんなに驚くことはないのかもしれないけど



……こんなに嬉しいのはやっぱりリウと一緒だから




驚いたのと胸がいっぱいだったのとで最初は呆然としてしまってたけど、リウに小突かれて緊張が解けたっていうか……ほんと僕のことわかってくれてる



久しぶりに会ったスヨンやヒヨン、それに伯父さんもニコニコとして、チョンさんやチャンミンもいて、秘書さん達も揃ってのパーティは楽しすぎて



沢山笑って、沢山食べて、あっという間に時間が過ぎていった



帰りはスホさんの運転する車でマンションまで送って貰ったけど、終始ご機嫌だったチャンミンは珍しくほろ酔い気味でチョンさんにもたれ掛かって眠っていた



リウはといえば少し飲んだワインがまわったのか僕の膝に寝転んで爆睡しているし



僕とチョンさんは顔を見合わせて思わず笑ってしまった




「あの……今日は本当にありがとうございました/////」


「いや、喜んで貰えたかな?」


「はい、なんだか夢みたいで/////」


「これからも色々あると思うが、リウのことよろしく頼むよ」


「……はい/////」


「俺達はいつだって君達の味方だ」



「!!はいっ/////」




チョンさんの言葉に胸が熱くなる、ああ、僕達はなんて素敵な人達に囲まれているんだろう




僕は膝の上で眠るリウの髪を撫でながら、込み上げる涙を抑えるのに必死だったんだ



























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. 空色の調べにのせて ~リウの帰還~ 25



リウの番外編です♡





15years after•*¨*•.¸¸♬







~Rside~





パンパンパーン♪




『leone celeste』に足を踏み入れた途端聞こえるクラッカー音、思わずミヌを庇って背中に隠したけど、これは……?




「「「リウおかえり!!」」」



店の入り口にはバルーンが浮かび、チャンミンのお父さんを始め、スヨン、ヒヨン、チャンミン、ミノに父さんまでがズラリと並んでいて



「ミヌもよく来たね、本当に大きくなった」


「……伯父さん/////」


「うふふ、驚いた?今日は二人の歓迎パーティーなんだよ、ね?ユノさん」


「ああ、好きなものを好きなだけ食べるといい、どうやらミヌもチャンミンと同じブラックホールな胃をしているようだしな(笑)」


「…ユ、ユノさん!!/////」


「あーはーはーは!!」


「ほら、そんなとこに突っ立ってないで入って入って!!」



今はすっかりこのレストランのメインシェフになったスヨンが俺達を招き入れてくれる



あまりに突然のことに驚いたけど……これってサプライズパーティーってことでいいんだよな?



まだ不安げなミヌは俺の背中から離れなくて、どうやら久しぶりに会った身内にも人見知りを発揮しているらしい(笑)



「さあ、始めよう、まずは前菜からどうぞ、焼きたてのピザもあるから沢山召し上がれ」


チャンミンのお父さんであるドンシクさんの掛け声でパーティーが始まった


「リウってばなんか変わったみたい、それにミヌも大人っぽくなっちゃって~」


スヨンとヒヨンが代わる代わるやって来ては俺達二人を交互に見るもんだからミヌは真っ赤になって俯いてしまって


「ふうん、そういうことか~」


なんて、顎に手を置いてウンウンと勝手に納得したりして、女の勘ってやっぱり凄いと思う


俺はいつまでもフリーズしているミヌの頭をコツン小突いてやった



「ほらミヌ、いつまでも食べないと全部食べちゃうぞ?」


「……え!?ぼ、僕も食べる!!/////」




俺の言葉に慌ててフォークとナイフを持つミヌが可愛過ぎて、思わず口元が緩むのを止められない俺だったんだ





















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. 空色の調べにのせて ~リウの帰還~ 24



リウの番外編です♡





15years after•*¨*•.¸¸♬







~Mside~





「緊張した?」


「……うん/////でも……」


「うん?」


「…嬉しかった/////」


「そっか」



帰りの電車の中でこっそり繋いだリウの手はやっぱりあったかくて、胸がキュッと苦しくなる/////


ずっと話でしか聞いたことないお母さんと妹さんのこと、まさかこうやって紹介までしてくれるなんて



「何、惚れ直した?」


「!!/////」


そう言って僕の顔を覗き込むリウは満足気で、なんだか見透かされてるみたいで僕は思わず俯いてしまった



「それにしても『leone celeste』に行くのも久しぶりだよ」


「…ぼ、僕も」


「今度は逆に挨拶しなきゃだな」


「!!/////」


「あーはーは!!ミヌ真っ赤だ!!」


「……なっ!!/////」


「いつかおじさん達にも会いに行かなきゃな」


「………うん/////」


「よし!!食うぞー!!さっきボミにケーキ全部取られちゃったからな、腹減ってんだ(笑)」




たわいもない事を話しながら電車に乗って、二度ほど乗り換えをして『leone celeste』の近くの駅まで辿り着いた



「リウ様!!」




改札を出ると前の歩道にはスホさんが姿があって、いつの間に迎えなんて頼んでたんだろ


……こういうとこほんと尊敬してしまうよ/////



「さあさあ、みんなお待ちかねですよ!!」



僕達は顔を見合わせると微笑みあって『leone celeste』へと向かったんだ













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紫苑☆

Author:紫苑☆
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