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苺な彼とビールな僕

. 夢の中の君へ after after













~Cside~












「………ちょ!!ユノヒョン!!///」





「まだ時間あるだろ?」




「なっ!!起こしてくれたんじゃなかったの?///」




「しっ、もう黙って?」








そう言って不機嫌そうに僕を見下ろすユノヒョン







こんな寝起きでシャワーも浴びてないのにさっさと服を剥ぎ取られて全く頭がついていかない







…………でも、なんか怒ってる、よね?







いや、怒っているというよりは拗ねているかも







だってアーモンドの瞳はちょっぴり潤んでいるし、唇だってとんがってるし……








「チャンミナ余裕だな」




「………あっ///」








ぼんやりとユノヒョンの髪を撫でていると、不意にソコを触られて体が跳ねる






そんな僕の反応に意地悪そうに笑ったヒョンを思い切り睨み返してやる







………仕方がないじゃん、朝なんだもの///








そんな僕の抵抗も虚しく、ヒョンの与えてくれる快楽にあっという間に呑まれてしまう僕






ちょっと汗ばんだ額とか



苦しげに眉を寄せる表情とか



……昔とは違う、大人になったユノヒョン









「チャンミナ、ちゃんと見て?」




「………え?」




「ね、俺だけを見て」







………なんで今更そんな事言うんだろう、僕の気持ちなんて嫌ってほどわかってるはずなのに








「ずっと昔から見てますよ」




「え?」




「……ユノヒョンのことだけ、ずっと」




「……チャンミナ」









繋がったままふわりと浮かべた恋人の笑顔に、ああ、やっぱりい今のユノヒョンが一番いい、なんて思ってしまう僕









でも、また、夢の中でも会えるかな、とか考えてしまうのは仕方のないことだよね








あの頃のユノヒョンに………

































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. 夢の中の君へ after












~Yside~










「チャンミナ、起きろって」




「………う…ん?」




「もう10時過ぎてんぞ、お前昼から撮影だろ?」




「………ん……あ…れ?ヒョン……髪伸びた?」









そう言って俺の髪を触ろうと手を伸ばすチャンミナ







なんだ、まだ寝ぼけてんのかよ







最近は別々の活動が多いから滅多にない二人で過ごせる時間だったっていうのに






ワインで酔っ払ってしまうとか!!






しかも『夢の中で会わなきゃいけない人がいるんです』なんて、ふにゃふにゃと言いながら先に眠ってしまって






何、俺……夢の奴に負けてんの?とか!!






ったく、どこのどいつだよ、俺のチャンミナの夢で幅きかせてんのは!!







そんなくだらない事を考えながら伸ばされた手にキスをしてチャンミナを見下ろす






ああ、見上げる瞳は出会った頃とちっとも変わってない






「………あ、今のユノヒョン、だ」




「何、まだ寝ぼけてんの?」




「………そう、かも……で、なんでそんなに怒ってるんです?」







ベッドの中で不思議そうに瞳をくるくるとさせるおまえが愛おしい






髪だって昔みたいに随分短くなっちゃって……







「………ヒョン?///」




「なあチャンミナ、少しだけ、な?」




「………え?///」









俺は持っていたスマホをベッドサイドのテーブルに置くと、ゆっくりとチャンミナの上に覆い被さったんだ







































































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. 夢の中の君へ 後編












~Cside~










「あっ!!チャンミナそこ!!ダメだって!!」





「ユノヒョンずるいっ!!ああーーー」









ユノヒョンとハンバーガーを食べた後は、そのまま宿舎に戻って2人でゲームをした






運良く誰かに見られることもなかったけど、帽子を目深に被って足早に







部屋に戻るとゲームの電源をいれて2人でコントローラーを握った







そうだ、この頃はよく2人で夜中までゲームしてたっけ







そしてそのまま眠っちゃって、よくマネージャーに怒られたもんだ







でも、ヒョンの温もりがあったかくて嬉しくて……







先に負けた僕の代わりに必死に画面に向き合うヒョンに心が和む







外に出っぱなしの時も多いけど、こうして僕と過ごしてくれる時間も作ってくれてた







この人って根っからのリーダー気質、なんだよね








豪快に見えて繊細な人


この先ずっと僕の隣にいる人……






そんなことを思いながらユノヒョンの背中を見つめていると、不意に振り向くから心臓が止まりそうになる








「ほら、また!!」




「………へっ?///」




「今日のチャンミナやっぱ老けてる!!」




「なっ!!///」




「それからなんか可愛い!!なんで?なあ!!」




「う、うわっ!!///」







コントローラーをぽいと投げたと思ったらガバリと抱きつかれて思わず後ろに転がった





あまりの痛さに睨み返すのに、上から見下ろす真剣な瞳に思わず息を呑む






「………チャンミナ、気をつけろよ」




「………ヒョン?///」




「マジでやばいから、それ」







そう言ってぎゅうぎゅうに僕を抱きしめるユノヒョンに胸がキュッと痛くなる







今はただ、あなたを感じていたい


僕が守るから


この先ずっと、ずっと………









そしてそのまま眠ってしまったヒョンの温もりに包まれながら、僕もゆっくりと瞳を閉じたんだ






























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. 夢の中の君へ 中編












~Yside~









「でさ、そこで連れが転んじゃってさ~」




「そ、そうなんだ」




「笑っちゃうだろ?」




「う、うん///」








ハンバーガーを食べながらたわいもない話をする僕達








宿舎近くのファーストフード店、平日の昼前とあって人はまばらだし、少し売れてきた僕達にとっては格好の隠れ家、だよね







懐かしいな、ここ、なんて思ってヒョンの話に耳を傾ける







精悍なのにどこか幼い顔、無造作にかじったハンバーガーをポロポロと零すユノヒョンが可愛くてつい頬が緩む







汚れてしまったテーブルを拭こうと手を伸ばしたのに、がっしりと掴まれて思わず顔を見上げた








「………なんか違う」




「……へっ?///」




「チャンミナ老けた?」




「はあっ!?///」




「それか具合でも悪い?」






腕をぐっと引き寄せられたと思ったら今度は僕のおでこに手を当てて顔を覗き込む







ああ、そんな至近距離で見つめられたら!!///









「は、離せって!!///」




「チャンミナ?」




「な、なんでもない、です、から///」




「………そっか、ごめん」




「い、いえ///」




「………ぷっ、顔真っ赤だ」




「わっ!!///」








そう言って不意に耳に触れるヒョンを思い切り睨み返す







まったく、あなたは人の気も知らないで!!///








「やっぱチャンミナおかしい」





「………も、もう!!///」






「早く食べちゃえよ!!帰ってゲームしようぜ!!」





「う、うん///」









夢の中のあまりにリアルな感情に戸惑いながらも、残りのハンバーガーに齧り付く僕だったんだ


































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. 夢の中の君へ 前編













~Cside~










………最近同じ夢をよく見る







いや、同じ夢っていうよりは、夢の中で別の人生を生きているようなリアルなもので







起きてもまだその世界にいるような………











「チャンミナまた寝てる!!」





「………え?」





「お前最近寝すぎじゃない?どっか調子でも悪いの?」






「あ……えっと、大丈夫、です///」









心配そうに僕の顔を覗き込むユノヒョン、明るい髪の色に日に焼けた肌







………そっか、また僕は夢の中にいるんだ








ちょうどMIROTICの頃のヒョン、だよね?







今の僕よりずっと若い昔、最近の僕は夢の中でこの時期のヒョンと過ごしている







と、いっても殆どユノヒョンしか出てこない都合のいい夢で







同じ部屋に住んでたからだろうか……







だって困るじゃないか、これが本当に過去の自分だとしたら………







寝起きの僕の髪をぐしゃぐしゃと撫でてベッド脇に座り込むヒョン






盛大に溜息をつくと小首を傾げてにっこりと微笑んだ









「あーー!!かったるいな、実は今日の約束ダメになっちゃってさ!!チャンミナ腹減ってない?飯でも行く?」





「あ………うん、行く///」





「そっか!!じゃあ顔洗ってこいよ、な!!」





「うんっ!!///」









………わ、体が軽い









ユノヒョンが若いってことは当然僕も若いってことで







そしたら二十歳そこそこって事だから、そりゃあ体も軽いのかも








本当に夢なのかとほっぺを抓ってみるけどしっかりと痛みはある







ただふわふわとした感覚はいつもとは違うような……









「チャンミナ早く!!」





「あ、はい!!///」









ユノヒョンの急かすような大声にハッとして、慌ててバスルームから飛び出す僕だったんだ























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. プロフィール

紫苑☆

Author:紫苑☆
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