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苺な彼とビールな僕

. うちの家政婦さん 45










~Yside~







「そんで?取材は捗ったわけ?」



「ん、ああ勿論!!天気も良かったし、コテージは最高だったし、なにより……///」



「……なにより?」



「い、いや!!とにかく最高のシチュエーションだったって事!!」



「ふうん?ま、それならいいけど」






出版社の応接室で訝しげに俺を見つめる編集のボア




取材旅行から帰ってすぐに連絡が来て、取材の状況はどうだの、新作の進み具合はどうだの





……まったく煩くて仕方ない







あの日、チャンミンがコテージを飛び出した夜、俺達はめでたく恋人になった





ちょっとしまらない告白だった気もするけど、二人ともが同じ気持ちだって分かって





その夜はとても離れられなくて、二人手を繋いで眠ったんだ






少々寝不足のまま次の日の予定をこなして、家政婦の仕事は食事の時以外は休みってことにして(笑)






二人で綺麗な景色を眺めながら色んなことを話した





で、肝心の2日目の夜はその……二人ともが疲れちゃっててロマンチックなことは一つもなかったけど






……朝早く目が覚めた隙にふわふわの髪にキスをした






その後は二度寝してすっかり寝坊してしまったけど





とにかく目も合わせられないほどのデレっぷりっていうか、甘い雰囲気で





これからの二人に期待できるっていうか、その……もっと先に進めたらって思ってる





ま、焦る必要なんてないんだけど





だってずっと一緒にいるのはもう決定事項だから!!








「ちょっとユノ!!何一人でニヤニヤしてんのよ!!」


「……へ?あ、いや、あーはーはー!!」







目の前にボアがいることを忘れて、すっかり妄想の世界に入っちまって、後でこっ酷く叱られてしまった俺だったんだ




























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. うちの家政婦さん 44











~Cside~










「………う、うん……?」







ふと目を覚ませば見知らぬ天井、えっと、ここは………?







眠い目を擦って隣を見ると、枕に突っ伏して寝るチョンさんの姿があって






……そうだ、昨日二人で眠ったんだっけ///






ふふ、寝顔見るの初めてかもしれない






柔らかそうなほっぺが枕に押し付けられて、あれじゃあ起きた時に跡がついてるかも(笑)







そう、僕達、恋人同士になったんだよね………///






昨日はもう帰んなきゃって思っていたのに、状況の変化が凄すぎて頭がついていかない







一人で勝手にぐるぐると考えすぎちゃって、でも、ちゃんと探しに来てくれた






そろそろ起きなきゃいけないけど、こうやって好きな人の寝顔を見つめていられるとか幸せすぎて







もう少しだけ寝坊したくなる、そんな初めての朝だったんだ



















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. うちの家政婦さん 43










~Yside~









『………ユノ、さん?///』







上目遣いではにかみながらそんな事言われたらもう!!///




名前で呼んで欲しいって言ったのは確かに俺だけど





可愛くて仕方ないっていうか!!


好きが止まんないっていうか!!






思わず抱きついちゃって、結局はビールを零して怒られてしまったけど





どうやっても緩んでしまう顔に、チャンミンも呆れ顔で(笑)





結局はお互いに顔を見合わせて爆笑しちまって、ロマンチックな雰囲気は何処へやら






いや、こういうのも俺達らしくていいかも、なんて思いながら








そして、その夜はとても離れられそうもなくて手を繋いで一緒に眠った





おやすみのキスとかしたかったけど、そこはまだまだ我慢のチョン・ユンホ





今、恋人同士になったばっかなんだから大切に大切に






でもね、先に寝入ってしまった君の寝顔が愛おしすぎて









……そっと髪にキスをしたのは内緒の話



















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. うちの家政婦さん 42











~Cside~












『………僕も、好きです、よ?///』


『チャンミン!!』








そう言って僕をぎゅうぎゅうと抱きしめるチョンさん、目の端に光るのはもしかして涙……?





それから暫くは二人でぴったりとくっついていたけど、夜も更けてきて寒くなったし、コテージに戻ることにした





どちらからともなく手を繋いで微笑みあって






途中だった片付けを先に済ませてシャワーを浴びると、僕らはもう一度乾杯をした






「僕らの未来に」


「ふふ、はい///」


「チャンミン?」


「あの……あのさ、名前で呼んでくんないかな?」


「………え?///」


「こ、恋人になってんだから、さ///」





グラスを合わせたままそんな事言われちゃって、暫くフリーズしちゃったけど




片手を胸において深呼吸をすると、僕は思い切って呼んでみたんだ






「………ユノ、さん?///」



「!!!!やべ、すっげ嬉しい!!///」



「………えっ?……わわっ!!///」







名前を呼んだ途端にぎゅうぎゅうと抱きしめられて、とうとうビールを零して大笑いした僕達だったんだ



























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. うちの家政婦さん 41









~Yside~










『俺、最初会った時からずっと………』






やっと見つけた大切な人、逃さないようにぎゅっと手を握って……




想いが溢れるってこういう事なんだ、伝えたいことは一つだけなのに、胸がいっぱいで言葉にならないなんて





好きで好きで


ずっと見つめていたくて








「………チョンさん?///」



「チャンミン、ずっと側にいて欲しい」



「………え?///」



「君が好きなんだ、俺の恋人になって下さい!!」



「………え?……わっ!!///」






堪えきれずガバリと抱き着く俺に、身を硬くして瞳をくるくるとさせる君




どうか、俺の想いを受け止めて!!





「……チョンさん///」


「い、いいって言うまで離さない!!///」


「……ぷっ、もう……子供ですか///」


「………わ、笑うな!!」


「ふふ、すいません、でもこのままじゃ返事できませんけど?」




仕方なく体を離すと、目に入るのは煌めくようなバンビアイ





「………僕も、好きです、よ?///」


「チャンミン!!」







そう言って俯いてしまった君をもう一度引き寄せて、力一杯抱きしめたんだ


































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紫苑☆

Author:紫苑☆
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