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苺な彼とビールな僕

. チャラい奴に超夢中 6













~Yside~











『ヒチョル兄さんが帰って来るって言ってたよ』







そんなテミンの言葉が耳に響く








マジかよ




なんで今のタイミングで帰って来るんだよ







ヒチョルはテミンの兄で俺の従兄弟でもあるわけだけど







ま、なんつーか至極奔放な感じで、学生の時にアメリカに渡ったっきりあっちで暮らしている






風の噂によると何か商売を始めたとか、ま、それは別に気にしちゃいねーんだが……






悪い予感がする



女がいねぇ時には必ずうちに来てたもんな、まさか突然訪ねてきたりしないとは思うが…






チャンドラに一言言っておいた方がいいかも、絶対に家に入れるなって






ああ、俺達の薔薇色の同棲生活(泣)






ま、自由奔放なのは血筋ってやつか、俺も人の事は言えねぇしな(笑)







「ユノさん電話鳴ってますよ」





「え?ああ!!」








ぼんやりし過ぎてスマホのバイブにも気付かないとか、よっぽど気にしてんじゃねぇか







「はい、もしもし?」




『ユノッ!!早く帰ってきて!!』




「はっ!?おい!!」









スマホをタップした途端に聞こえた必死のチャンドラの声に、思わず立ち上がってしまった俺だったんだ














































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. そんなデカイの入るわけない!! 22













~Yside~










………俺ってつくづく凄いと思う








実はあれからチャンミンと3回デートをしたんだ







ま、デートって言ってもお金のかからない公園とか、軽く飯に行くとかそんな感じのやつ







ドンヘに言われた通りがっつくのはやめて、ちょっと手を繋ぐくらいにして







2回目のデートで別れ際におでこにキス






ぎゅうぎゅうに抱き締めたくなるのをこらえて3回目は軽く触れるだけのキスに留めておいた!!








あんまり我慢したからちょっと変な顔になってたかも……?






いや、でも我ながら上手くやれたと思う!!






家も隣だし会いに行こうと思えばいけるけど、そこもグッと堪えて余裕の表情で







『恋愛ってのは押してばっかじゃダメなんだよ、わかるか?引くのも大事なんだって!!』








ドンヘの言葉を心の中で何度も反芻する







俺には経験のない恋の駆け引き!!


だってチャンミンしか見えてないから









あまりの紳士ぶりに戸惑うチャンミンに手応えを感じるし






うん、きっと効果は現れている!!








『チャンミンおやすみ』








そんないつものメッセージを送りながら、ニヤニヤとしてしまう俺だったんだ













































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. チャラい奴に超夢中 5












~Cside~










「えっと、これでよし」









引っ越し当日から片付けきれなかった荷物を詰め終えてホッと一息をつく







今日は外回りがあって直退だったから早くに帰ってこれたんだ







だって、こういうの、置いておけない性分なんだよね






この前はユノに邪魔されて片付けれなかったから……






引っ越しの次の日は結局ダラダラ……というかイチャイチャしちゃって






ま、それはそれでいいんだけど///







背中から抱き締められてキッチンでそのままとか、僕って本当にユノに染められてる






服だって脱ぎっぱなしとか絶対にしないのに、ポイポイ脱がされちゃって部屋に落っこちたままベッド連れていかれて……







わ……



思い出したらなんだか恥ずかしくなってきた///








パタパタと顔を扇ぎながらスマホをタップする








今日は遅くなるって言ってたから先に寝てしまおうかな






どうせ起こされちゃうんだし///








ピンポーン








先にご飯を食べようかとキッチンへと向かうと、不意にインターホンの音が聞こえた







……こんな時間に誰だろう






「はい、どちら様ですか?」




『あれ?ユノいる?』






そう言ってモニターに映ったその人は、怪訝そうにこちらを睨んだんだ






























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. そんなデカイの入るわけない!! 21












~Cside~









「で、ユノ君とはうまくいってんの?」





「えっ!?///」





「うわ、リアルだな~どうせガンガン迫られて困ってる、とかじゃないの?」





「なっ///」





「ぷっ、チャンミンわかりやすすぎ!!」










ゲラゲラと笑い飛ばすキュヒョンを睨み返す








朝から溜息ばっかりついてる僕に、相談に乗ってやるとか言って連れ出したくせに揶揄うとか







「ほんと酷いよキュヒョン」




「ええ?どっちがだよ~」




「……はっ?」




「だってユノ君はずーっとチャンミンのことが好きだったわけでしょ?それなら早く触れたいって思うに決まってるじゃん」





「……ぼ、僕はただ物事には順番があるって思って!!」




「ふうん?でも、相手の気持ち考えたことある?」








そう言って僕の顔を覗き込むキュヒョンは思いのほか真剣な顔をしていて







そ、そりゃユノの気持ちは痛いほど……







「ま、ちょっとユノ君の事も考えてあげなよ、ね?」




「……うっ///」








やたらと説得力のあるキュヒョンの言葉に、何も言い返せず黙ってしまう僕だったんだ





















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. チャラい奴に超夢中 4













~Yside~












「チャンミンさん引っ越してきたんだ?ね、ね、それってやっぱ同棲ってやつ?遊びに行ってもいい?」





「バカ、いいわけねけねぇだろ?」





「ええー!?ユノ兄狡い!!チャンミンさん今度パスタ作ってくれるって言ってたもん!!」









そう言ってプリプリと怒り出すテミン、最近うちの新店の方でバイトを始めたんだ







てか、金髪で雇ってくれるとこなんて限られてるなら仕方なく、だ








あれからテミンのやつすっかりチャンミンに懐いちまって、隙あらばチャンドラに会いに来るからたまったもんじゃない







引っ越す前は勝手に家に喧嘩を売りに行ってたっていうのに……







「テミン、お客さんだぞ」




「はいはい、あ、そういやヒチョル兄さんが帰ってくるって言ってたよ」




「え?」




「いつかは知らないけどね、ユノ兄に伝えとけって言われた」




「は……」








バタバタとカウンターから出て行くテミン、ったく、無駄話の多いやつだ






ま、客受けはいいからそこは大目に見てやるか(笑)






………しかしヒチョルが帰ってくるのか、ちょっと厄介だな







「オーダー入ります」




「あ、おう」








テミンからのオーダーをカウンターへ伝えながら、悪い予感がしちまう俺だったんだ



















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紫苑☆

Author:紫苑☆
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